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30歳、どん底からの再出発。アメリカ入国審査で「英語の洗礼」を受けた話【美容英語アドバイザーの原点 Vol.1】

執筆者の写真: Béni Salon
Béni Salon
10 時間前
読了時間: 3分

30歳を目前に、6年勤めた会社が突然の倒産。


「これからどうしよう…手に職をつけるべき?自分を変えたい!」


そんな人生の迷路にいた私に、思いがけないお誘いがありました。


それは、通っている教会の母教会(アメリカ)の牧師先生からの「アメリカで3ヶ月間、チャーチトレーニングを受けない?」という一言。


実は私、昔から「英語がペラペラになりたい!」という憧れだけは人一倍ありました。大学でも学び、英会話スクールにも通いましたが、いざとなると「I don't know.」しか出てこない残念なレベル…。


でも、「これは自分を変えるチャンスかも!」と、意を決して渡米を決めました。



サンフランシスコ空港で惨敗。恐怖の「別室」連行


ところが、現実は甘くありませんでした。


サンフランシスコ空港に降り立った瞬間、待ち受けていたのは怒涛の英語の嵐。 帰りのチケットを取っていなかったせいか、なんと恐怖の「別室(アディショナル審査室)」へ連行されてしまったのです!


暗い雰囲気の中、審査官からの容赦ない質問攻めが始まります。


「学校に行くつもりじゃないのか?」


「トレーニングの予定を見せろ」


頭は真っ白。伝えたいのに言葉が出てこない、あのもどかしさと情けない気持ち……。

「できない」が通用しない現実の厳しさに、冷や汗が止まりませんでした。


さらに追い打ちをかけるように、まさかの質問が飛んできます。


「聖書のどの箇所が一番好きか言ってみろ!」


あまりの突飛な質問に完全フリーズ。「Aaa...」と声をもらすのが精一杯の私を見て、審査官は間髪入れずにたたみかけてきます。


「じゃあ、聖書に出てくる『ヨブ』についてどう思うんだ?」


(挙げ句の果てに、審査官自身が自分の好きな聖書の箇所まで語りだす始末…!)



「ここで引き返すわけにいかない!」泥臭い必死のコミュニケーション


あまりの恐怖とパニックで、心折れそうになりました。しかし、土壇場で私の中で何かが切り替わりました。


「せっかく神様が与えてくれたアメリカ留学というチャンスなのに、こんなところで強制送還されて引き返されるはずがない!」


そう心の中で強く信じ、綺麗に話そうとするプライドをすべて捨てました。


「学校に行くのか?」という疑いに対しては、つたない英語と身振り手振りを交え、「No! No! トレーニングだ!」と必死の形相で目を直視しながら訴え続けました。


流暢な英語なんて1秒も話せませんでした。でも、「私は怪しい者じゃない、絶対にここを通るんだ」という泥臭い泥仕合のような必死の熱意だけをぶつけました。


最後は心の中で必死に神様に助けを求め、こちらの本気が伝わったのか、なんとか無事に入国を許されました。ゲートを出る頃には、全身の力が抜けてボロボロ(笑)。



海外で生きるための「言葉」と、サロン接客に通じる真実


これまで「旅行」で来ていた時には気づかなかったけれど、海外で過ごすなら、言葉は自分の身を守り、想いを伝えるための最大の武器。


「いざという時に困らないよう、本気で英語を身につけるんだ!」


そんな涙の決意とともに、私の3ヶ月留学が幕を開けました。



【次回予告】


サロンの現場で外国人のお客様を前にフリーズしてしまうのは、あの時の入国審査で冷や汗を流していた私と同じ**「通じなかったらどうしよう」という恐怖**が原因です。

「本気で学ぶ!」と意気込んでスタートした3ヶ月の短期留学。 しかし現実は甘くなく、現地の人に頼りっきりの毎日で英語はほぼ伸びないままでした……。

「やっぱり3ヶ月じゃダメだった……」

挫折を痛感した私が、なぜそこから5年間の本格アメリカ留学へと踏み出し、コスメトロジスト資格取得や現場での接客力を手に入れることができたのか?

次回は「甘くなかった3ヶ月留学のリアル」をお届けします!



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